冷温水ポンプの配管の保温とグラスウールの見切りはどうすればいい?

こんにちは、埼玉県八潮市にある会社、(有)シンセイ工業の勝間です。

今回は冷温水ポンプの保温の施工について解説していきます。

目次

冷温水ポンプの配管の保温の注意点

冷温水は夏に冷水が通り配管の温度がとても低くなるので、確実に保温をすることが大切です。

場所によっては冷温水ポンプ自体を保温することもありますが、基本的にはドレンパンがあるので施工しないことのほうが多いと思います。

なぜ、冷温水ポンプの保温はグラスウールだけでなく、見切りが必要なのでしょうか?

この画像を見ると配管が上からもポンプに入ってきていますね。

上からくる配管のフランジ部分や、ポンプ自体が結露したときに横引き配管のフランジをグラスウールで保温していると、グラスウールから水を吸い込んでしまいます。

なので、下部の横引き配管はグラスウールを途中で見切って、フランジは水を吸わない材料で施工していく必要があるのです。

それでも保温しなければいけないので、当社が施工した方法を解説していきます。

冷温水ポンプのフランジの保温で使う材料

使う材料は以下の通りです。

配管は80Aだったと思います。

・グラスウール32k

・ポリテープ

・ペフシート3㎜

・グラスウールボンド

・ワンタッチチューブ10㎜(温水があるのでお湯用)

画像を交えて解説していきます。

冷温水ポンプの配管、フランジの保温(下付け編)

では、解説していきます。

まず、フランジの隙間にグラスウール32Kで隙間なく保温していきます。

この時はALGCやALKがついている保温材は使わないようにしてください。

なぜならALGCやALKがついていると、その保護材から結露してしまうからです。

番線か、ポリテープで留めるのが無難です。

フランジとフラットになるように保温していきます

次はフラットになったフランジ部分にペフシートを巻き全体を保温していきます。

ポンプ側は色が変わる所で見切るので、ペフシートを巻いた時点で水が垂れてきても、中のグラスウールが濡れることはありません。

ポリテープを巻き、次にワンタッチチューブで保温していきます。

メーカーが作っているサイズが125Aまでしかないのでつなぎ合わせます。

この時点でだいぶ形が出てきます。

冷温水ポンプの配管、フランジの保温(仕上げ)

形が出たので仕上げていきます。

まず、メイン管側の架台の部分にアンコを入れて平らにして、テープで仕上げます。

貼り方はフランジと一緒ですので、コチラをご覧ください。

ヴィクトリックの保温方法は何がある?

次にALGC原反で一周巻いて、両端をALGC粘着で一周貼ってヘラでこすります。

最後の粘着は、必ず一周以上貼ること。

そうしないと100%剝がれてしまいます。

最後にグラスウールボンドを塗って完成です。

水に濡れる恐れがある部分は防水性の良い素材や、水を吸わない素材を使いましょう!

何か保温工事でのお悩みや、施工に関して聞きたいことがあればお問い合わせフォームからご連絡下さいませ。

最後までお読み頂きありがとうございました。

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