保温工事には作業する場所によって仕上げ工事が3つほどあります。
- 天井内(隠蔽)
- 直天上や機械室などの露出
- 外部(ラッキング等)
今回はこれらの中の露出仕上げについて解説していきますので、仕上げで悩んでいる方の参考になれば幸いです。
目次
保温の露出仕上げとは?
保温の露出仕上げは主に3つあります。
- ビニール亀甲金網仕上げ
- ALGC仕上げ
- 樹脂カバー仕上げ
それぞれ解説していきます。
ビニール亀甲金網仕上げ
ALKを使う現場では、基本的にこのビニール亀甲金網仕上げになります。
画像で見るとこんな感じです。
普通の金網とは違い網目が細かく、白いビニールの被膜がついているのが特徴です。
普通の金網は五分目、露出用のビニール亀甲金網は三分目になっています。
このビニールの被膜は色変更もできますので、配管の用途別の識別のために色を変えたりすることも。
もちろん、五分目にもビニール亀甲はありますので、用途によっては使用します。
ALGC仕上げ
官庁などで使われるALGCはALGC自体がそのまま露出で使われます。
被膜が強く綺麗ですしね。
このALGCにも着色されているものがあるので、こだわりのある場所では着色ALGCで仕上げることもあります。
ALGC仕上げは番線、ボンドなどで固定し落ちないようにしっかり施工します。
合成樹脂カバー
合成樹脂カバーは、ファインカバー、防炎カバーとも呼ばれ官庁や、改修工事などでよく使われます。
塩害、凍害、衛生にむけた配慮で使われ、「室内の金属での仕上げの代用品」というようなイメージでしょうか。
写真はファインカバーです。